
造の拠点となっていって、新しい芸術価値を他の地域へ、世界へ発信していく、その発信源となっていく、そういう母源性ということも大変重要でなかろうか、そのように思うわけでございます。
時間が参ったわけでございますけれども、最後に申し上げたいことは、芸術というのは、しょせん人の心の一番奥深いところにともる命のともしびだと思います。そのような感動的な芸術をより多くの方々に仲立ちして伝えていく、その世話役としてのアートマネージャーの仕事、これは今一番多くの方々が期待を込めて見守っていることではなかろうかと思うわけでございます。大規模施設、中規模施設、小規模施設、それぞれの条件によりまして、それぞれの濃淡の違いが出てくるのは当然でございますけれども、基本的にはその方向で、熱情的な「創り人」と、それから心豊かな「楽しみ人」をつなぐお世話役としてのアートマネージャーの仕事をこれからもさらに活性化していくということのために、ともどもにまた頑張ってまいりたいと思うわけでございます。
それでは、時間になったようでございます。ご静聴ありがとうこざいました。(拍手)
○総合司会
原子先生、どうもありがとうございました。それでは、ここで10分間休憩をいたしまして、3時35分から次の講演に入りたいと思います。
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